定番革・イタリア革VIVID/MARGOT
こんにちは。使用している革についてお問い合わせいただくことも多いですので、少し紹介したいと思います。定番品のキーケースや三つ折り財布などに使っています。最近は、オーダー財布の80%近くのお客様がこの革を選択されます。国産革に比べて、20%ほど価格は高くなりますが、質感に触れてしまうと、選ばずにはいられなくなる。そんな魅力的な革です。
そんな魅力的な革って、どういうの?ということで、紹介したいと思います。
イタリア・トスカーナのタンナー、「Virgilio Conceria Artigiana(ヴィルジリオ・コンチェリア・アルティジャーナ)」の製造する牛のショルダーレザーとなります。
名前は、MARGOT。マルゴーと読みます。私が購入しているお店では、VIVIDヴィヴィドと呼んでますが、どちらでも良いそうです。
表面のスクラッチ加工が印象的な革です。聞きなれない”スクラッチ加工”というのはなにかというと、表面に擦り傷のような模様のことで、新品の革を触ると、ざらっとした手触りです。それが、使い込むほどに艶が増していき、使っていくとざらっとした質感は、なくなります。もともと、オイルがたっぷり含んだ革ですので、そのオイルが使い込むほどに味わい深い色に変化し、自然な艶が出て来る、経年変化(エイジング)を愉しんでいただける革です。
革と、使い込んだキーケースを並べると、雰囲気が違うのがわかるでしょうか。写真は、キャメルです。
革の持つ佇まいが、雰囲気イケメンのような。これは、100%私の主観です(笑)
カジュアルな雰囲気が強いですので、デニムなどに合わせやすいですね。デザインによってはスーツなどにも合う革ですが、ビジネストートには、私はあまりオススメはしていません。雰囲気がカジュアルになりすぎる気がして。それが悪いというわけでは全くございませんので、作ってみたいという方はぜひご相談ください。
お手入れ方法は、また次回。
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